現在までの説と発言録

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ここは「FFT-Avenue」内の「FFTの世界とヨーロッパ中世史について」での畏面積考察に関する発言および浮上した説をまとめた参考資料のページです。
まず、現在までに浮上している説を提示し、それの元となった発言を列挙します。ページ下部には補足として畏国面積算出の手助けとなる発言をまとめています。
本編「空想畏国読書『デュライ白書407年目の真実』」を閲読する際に当ページを参照し、歴史ロマンを満喫していただければ幸甚です。
なお、当ページでは発言を予告なく編集する事があります。あらかじめご了承置きください。また、当ページ内の発言者名は敬称略とさせていただきます。

最後に、当ページで発言を記載されるのに問題のある方はshumuelまでご連絡下さい。

文責 shumuel(shumuel_koudelka@yahoo.co.jp

現在までに浮上している説

諸説データ概略
面積人口(※参考)人口密度(※参考)補足
欧州説約1000万km2――――比較用
北海道説約8〜9万km2――――小さすぎ?
英国説約24万km2――――畏国のモデル国?
仏国説約51万km2約400万人7.84人/km2ばら戦争関係より
西班説約55万km2約400万人7.27人/km2仏国説より浮上
仏国*3説約160万km2約1300万人8.13人/km2現在最有力説

北海道説

ラムザ一行の歩行距離を基に考えてみる。

ある地点からある地点まで移動する時間は一日である事が決まっているので、これを現実世界の水準に適合します。

「常人は東海道を一日約40km前後の速さで歩いた」という記録から、イグーロスからザーキドスまでの距離は平均(南ルート12日と北ルート11日)460km程度であり、同じく南北の距離はヤードからウォージリスまで(12日分)なので480km程度であると推測できます。

これをもとに計算(イヴァリースは大体ひし形の形をしています)すると、460km×480km÷2=110400km2(約11万km2)となり、水域の面積を差し引けば8〜9万km2前後ではないかと推測できます。

英国説

製作サイドとしては物語の舞台である英国をモデルにしたかったのではないでしょうか。

仏国説

FFTの物語のモチーフになったのは、英仏百年戦争後の敗北側イギリスで起こった内乱のバラ戦争だと推測されていることは、もはや言うまでもなく有名なことなんですが、イヴァリースの国土も、史実に基づき当時の様子で計算されたのではないでしょうか?

と、いうわけでイヴァリースはイギリスくらいの大きさ?とのshumuelさんはおっしゃってますが、ワールドマップをよくよく見ていると、海を挟んで北側にロマンダという国が存在しているんですよね。

そして五十年戦争時、イヴァリースとオルダリーアの国境であったゼルテニアが大戦場になったという記述(攻略本で読んだ記憶あり)から、どうも私はイヴァリースの国土面積=15世紀半ばのフランス という図式ができあがっています^^;

地理的にロマンダが陸続きの国とは思えず、イギリスのような島国に見えますから、イヴァリース=フランス、ロマンダ=イギリス、オルダリーア=神聖ローマ帝国なんていうなんとも単純なイメージが出来上がってしまいました。(笑)

ちょっと話が逸脱しますが仏を畏国と仮定したらば多々FFTと合致する点がありますね。

例えば噂話にあった「近隣諸国への戦争借款」。近隣諸国というからには畏国と隣接している可能性大。

よーこさんのおっしゃるとおり英国を呂国と見なせば古来より軍需・鉄鋼の栄えた土地柄とも一致。

また(推測ですが)鴎国をドイツに見なせばゼラモニアをベルギーと仮定できそう。

畏国のモデルは英国、よりもフランスの方が整合性が高そう。

また儂の試算、畏国総人口400万人もフランス国土面積から鑑みるに妥当かと思われます。

西班説

これはよーこさんの仏国説に基づき――というか思いつきの説です。面積はフランスと同じくらい、整合性高しですね。

仏国*3説

さて、人口について考えてみました。

結論から言うと、大体130万〜700万弱(幅広ッ!)

根拠は騎士団の規模・寄生人口の限界です。

「死亡者は昨日までに約2万、両軍を合わせると倍の約4万…」(チャプター3冒頭)

重鎮達のセリフから、これが無視できない規模であるのは確か。

また、ベスラ要塞の決戦前、両軍が「十分な戦力を有していた」のも確か(ベスラ攻略後のテロップより)

騎士団が貴族の子弟で構成され、民兵の割合は余り高くない、と思われる。(ブレイブストーリー・ウィーグラフの項より推測)

よって騎士団のほとんどは生活を国民に寄生している、と考えられる。

ここで「死亡者四万」の全体に対する割合をa(%)、騎士団の寄生割合をb(%)とすると、

総人口=400000000/ab

と表せる。

aは大体30程度であろう。

bについて。アジアでは3が最大。より生産性の低いイヴァリースなら、1〜2辺りか。

戦時中であることを考えれば、10に届くかもしれない(10は異常な数字。諸葛亮政権下の蜀ぐらいか)

@)a=30、b=2の時。総人口=666万

A)a=30、b=10の時。総人口=133万

間違いがないことを祈りつつ…

騎士団は最大でも1%と考えるべきでしょうか。じゃあ推定人口は約1300万ぐらいになりますね(?)

地勢について、大胆仮説してもよろしいでしょうか?(オソルオソル)ゼルテニア〜ランベリー北部は急峻であり、まだ若い土地と考えられる。しかしゲルミナス山岳のヘルプメッセージがこの仮説を一蹴。

そ・れ・で・も!つじつまが合う理論(屁理屈という)を考えました。フィナス河の源流である、ゼアラ山脈がミソです(位置は不明ですが)

つまり…ザーギドス〜ゼアラ山脈を結ぶラインを境界として、比較的新しい時代に陸地が衝突したのです。ゼアラ山脈やゴッドキャニオン等はその際造山運動を受け、「若返った」のでしょう。現実世界ではヒマラヤ山脈と同じでき方です。

これで古い山脈と新しい山脈が近くに位置する理由が説明できた…と思います。

しかし、そうなると本気で広大な国になりそうですね。畏国って。

12世紀のフランスで2000万人だと考えれば、どう考えても住める場所が二割程度しかなさそうな国土事情ですから、ざっと面積は三倍近く? 泰平を維持させたディリータ君の胃腸が心配です(汗)

だとすれば、昼寝士様のおっしゃること(※編注:次の引用)が俄然真実味を帯びてきそうですねぇ。

ああ、でもそれだけチョコボ牧場みたいな機関が無いのは致命的。(輸送はチョコボ車が基本になりそうですし)

あと、その説を膨らませると、ラムザたちが普段通るのは街道から外れた獣道である可能性がありそうです。

輸送車の通るようなところでモンスターがボコボコ湧いてくるようじゃ困りますもんね。こうすれば異端者としてのラムザ一行の逃避行の様子も説明できるかな。

五十年戦争と獅子戦争のモデルが百年戦争と薔薇戦争である点には疑問の余地がないかと思いますが、一方でたとえば士官学校というシステムが整備されたのは現実には17〜18世紀のことだそうですし、フォボハム平原にあるような円形風車が開発されたのは19世紀アメリカでのことだそうです。

また、史学とは無関係の事柄ですが、イヴァリースでは全国どこへ行っても(一部の武具を除いて)同じ性能・値段の道具類が手に入ります。ポーションなどの薬品類に至っては一回の服用量ごとに小瓶に詰められ、その効能に比べれば驚くほどの安価で流通しています。

工業技術や社会システムの一部の分野においては、イヴァリースは現実のヨーロッパにおける18〜19世紀に相当するものかと思います。その主たる原因は「魔法」や「古代文明」といったテクノロジーの存在でしょうが、一方むしろ文化・技術面に比べ社会・思想面での発達が遅れていた、と考えることもできます。

FFT世界の人間は様々なジョブやアビリティにより、鍛え抜けば現実の人間とは比較にならない高い戦闘力を持つことができます。この高い個人能力により、「一人の達人より百人の凡兵の方が強い」という現実では当たり前の方法論が(少なくともある程度)覆されます。近代戦術の発達は遅れ、騎士の地位と名誉は保たれます。ジョブ「プリンセス」が特殊アビリティを持っていることを考えれば「キング」や「ロード」にも当然特殊能力があったはずで、王侯貴族の支配力もいくらか違った意味を伴っていたと見るべきでしょう。

これらの結果、中世的な封建制度が現実のヨーロッパにおけるよりもずっと後まで残り、政治・思想史と文化・技術史に2〜3世紀のズレが生じた世界、というのがイヴァリースの姿ではないかと思うのです。

たとえば、工業技術がそれほど発達しているならなぜマップ内に「工業都市」がないのか等、論点の穴はいくらもありますが、世界史的観点とシステム的観点とを習合した一試論として、こんなものはいかがかと思う次第です。

参考資料一覧

度量衡

■距離単位「ドーマ」
FFTの世界にも、距離を表す単位は存在します。それがこの「ドーマ」です。
ドーマ使用例:
ベスラ要塞の城壁周辺距離…7000ドーマ
ドグーラ峠のランドリア山標高…2000ドーマ
フィナス河上流のゼアラ山脈標高…6000ドーマ
ネレベスカ神殿〜ゼルテニア間距離…80000ドーマ

これを素直に現実世界のメートルに当てはめたいところなのですが、どういうわけかイヴァリースの世界にも「メートル」という単位は存在します。
秘境「パンデモニウム」の解説には「古代パラメキア帝国の帝都。標高9千メートル級の山々に囲まれており、飛空艇にさえその侵入を許さなかった」とされています。
ということは、これはメートルではない。……どーゆーことでしょうか。
もう少し情報が必要のようです

ドーマ? ヤードあたりですかね……?
でも↑の数字を見る限りかなりテキトーに打ち込まれた感がありますのう。

パンデモニウムのメートル法での記述も気になりますが。
やっぱり製作サイドのミスじゃないんでしょうか。

秘境の解説にあるメートル法は、考察に入れない方が自然なような気もします。
「ブレイブストーリー」の中にある解説なので、アラズラム氏が注釈を入れたとも考えられますし、
ここで度量衡が混在するとはかれるモノもはかれなくなりそうなので。

(」゜Д゜)」ドーマ!?
そんな距離の単位があったんですね、知りませんでした・・・^^;
攻略本を引っ張り出してワールドマップを見てみたのですが、ネレベスカ神殿〜ゼルテニア間距離が80000に対して、ゼアラ山脈標高6000となると、これまた高そうな山に・・・(笑)
shumuelさんと同じく、かなり適当っぽい数字に思えたりしますが(苦笑)
これが現在のどの単位をモデルに作られたのかが分かると、便宜上だけでも国土面積が出そうですね^^

shumuelさんがヤード説を出されていたのでちょっと調べてみたのですが、1ヤード=0.91メートル。
するとネレベスカ神殿〜ゼルテニア間距離が72.8キロメートルに。
ゼアラ山脈標高が5460メートル。富士山が3776メートルなので・・・イヴァリースって、なんて起伏に富んだ国なのでしょうか(笑)
適当に現在の単位の数字を当てはめてみると、ちょっと分かりやすく収まりますね。

メートルはとりあえず保留の方針で行きましょうか。

■セクタ
 ・深さ、高さを示す単位。
 ・また、距離を示す単位でもあるらしい(これがメートルか?)

■ノーツ
 ・飛行船の速度を示す単位(m/秒か?)
 ・10ノーツでゆっくり別の船に近づくスピード。飛空挺は500ノーツ以上の速度が出せる。

あやしいのがセクタ、ですね。
これは、主にサルベージ関係の儲け話に出てくる単位ですが、サウンドノベルでも登場します。
ということは結構伝統的な単位なんでしょうか。それとも、全くの別物?

例:
飛空挺……280,000セクタの移動に500HPの燃料を消費。
サルベージ関係……10〜50セクタに沈んでいる。
火山の女……火口500セクタあたりに少女の碑石がある。

2003年7月21日、英国人女性ダイバー タニア・ストリーターさんが
フリーダイビング(素潜り)122mの世界記録を樹立。
潜水開始後、3分58秒後、海面に浮上。

ディープダイビング(宇宙服のような潜水服を用いるダイビング)では360メートルがK点。
この時代、ディープダイビングの存在の可能性はないとみてよい。
よってサルベージは10数メートルがせいぜいと思われる。

セクタはフィートか?

移動方法

さて、ラムザ達は歴史の裏舞台で活躍しましたね。
今日は歴史の表舞台にも裏舞台にも出てこなかった、いわば縁の下の力持ちさんについて考えるとしますか。
ラムザらがとったのは、いうまでも無く隠密・迅速が命のゲリラ戦術ですね。それに欠かせないのは、なんといっても『機動力』でしょう。
つまり、『輜重兵』の存在なくしてはあのような行動は取れないはずです。

・・・輜重兵があればラムザらの行動範囲は一挙に広がります。

ちなみに私が輸送隊にこだわるのは、ラムザらが戦術、下手すりゃ戦闘単位の小規模部隊であるがゆえです。
先に申し述べましたが、一般部隊もそうですがラムザらのように奇襲というか急襲作戦をとるには何においても機動力が必要であると思うのです。
遠距離攻撃のできる砲を持たない歩兵部隊は『突撃軍曹』になるしかないのでは、そう考えます。
作戦中は常に移動している・・・そんなイメージです。また前線部隊と輸送隊は別々であると考えます(そのほうが都合がよさそう)。

面積を推定する際、「移動にかかる日数はどこも同じ(一日)」
というのは考慮にいれるべきではない、と思うのです。
「移動にかかるのは一日」というのはシステムの都合であって、
世界観に関与するものではないと思います。

たしかに、ラムザはお尋ね首なので監視の目を避けて移動せにゃならん時もあったでしょうし、
皆の身体を気遣って「一日一区間」と決めていたのかもしれません。

■ラムザ一行の機動力
根底:ラムザたちはワールドマップ上のある地点から隣の地点の一地点分を移動するのに一日を要する。
なので、ラムザ一行が一日にどれだけ移動するかが分かれば大体の面積は求められる
流れ:ラムザたちが完全に徒歩で移動していた可能性は低い(現在提唱されている説の面積から見て)なので、ラムザ一行の移動には移動用・輸送用の「チョコボ」が使われていたと思われる。
その機動力によって、畏国の面積が上下する。
現状:
1.輸送部隊の存在
 →根拠:大量のアイテムを輸送するにはそれ専用の輸送部隊があった方が自然ではないか?
 →結論:ラムザ一行の機動力は向上し、それに比例して畏国の面積も増大する。
 →問題:そこまで大規模な移動部隊を異端者であるラムザが確保できるのか。
2.街道の発達具合
 →根拠:厳しい環境においても都市間を一日の誤差を生じずに移動できるのは街道が発達していたからではないか?
 →結論:機動力は増大し、面積も比例増加する。
 →問題:モンスターと遭遇する時としなかった時で何故移動時間が変わらないのか。
3.文明の発達具合
 →根拠:工業面では発達し、思想面では発展途上なのが当時の畏国ではなかったのか?
 →結論:機動力は増大し、面積も比例増加する。
 →問題:移動用チョコボの大規模な(産業的な)飼育がゲーム中には見られなかった点

ワールドマップの作図法

ところであのワールドマップって誰の手によるものなんでしょう。
アラズラムの時代に作成されたのか、あるいは……。

一日ごとに踏破できる距離がほぼ同じということは地図自体のひずみは小さいものと思われる
。 しかし海図らしき直線が引かれていることからメルカトル図法の可能性も。
もしかしたら地図の確固たる作成法が確立していない時代=ラムザの時代に作成されたと、
私は思いますが……いかがでしょう。

1.畏国には貿易都市や港湾都市がいくつかあり、とりあえず栄えている。
2.銃や刀や陰陽道など、それなりに外国のものを取り入れたりしてる。
3.そもそも各地方でバラバラに統治していて、(それこそ獅子戦争が起こるほど)国土掌握はそれなりに必要性があった(?)

という点から、案外地図自体は発達していたのかもしれません
。 何より、都市間を一日の誤差も出ずに移動できるほど街道が発達していたのだから。という考え方も出来なくはないでしょうか。

先ほど攻略本(白)の地図を見ましたが…あれって、正確じゃありませんよね?
形式はたぶんメルカトル図法だと思います。
海上交易が盛んであり、なおかつ狭い範囲ならメルカトルが最適でしょう。
(サンソン、モルワイデ等は活動範囲が地球規模になってから必要になるものですから)
よって図法の用途からして、海岸線の一部はともかく、陸については縮尺から怪しいと踏んでおります

中世欧州の人口

1086年イングランドの租税台帳「ドゥームズデイ・ブック」はきわめて例外的といえます。
人口について
またドゥームズデイ・ブックでは1086年〜1346年の間に人口が170万から370万になったと記されています。

ですが近年の研究者は数字が一人歩きすることを知っていて、これを鵜呑みにせず研究を試みました。
フランスの人口は1000年〜1328年にかけて約600万から2100万に増加したとか、
イタリアの人口は1000年〜1439年にかけて500万から930万に推移したなど計算しました。
([Dupaquier,1988][Bardet/Dupaquier,1997])
でもこれらの試算は試算の域を超えていないそうです。

農工商の発達により欧州の人口は飛躍的に増加しました。
J・C・ラッセル[1948]は、1000〜1340年の間に3850万から7350万に増加したという数字を提示しています。
またファン・バート[1954]は欧州の総人口が1150年は5000万、1200年は6100万(22.0%増)と増加してしていることを表にあらわしました。
1250年は6900万、1300年7300万(5.8%)と右肩上がりの増加が緩やかになりましたが、それはペストの蔓延に因るものです。

ペストについて
ペストの猛威は欧州の人口を大きく減少させるほどでした。
具体的にはヘッカー[1859]に拠るとフィレンツェ:6万人、ヴェネツィア:10万人、マルセイユ:7万人、パリ:5万人、アヴィニョン:6万人、リューベック:9000人、ロンドン:10万人の命が失われました。
全体をとおしてみると欧州の20〜30%の人口が減少しました。

話は逸れますが百年戦争に因る死傷者も人口減少の一因です。

同 戦闘員数

さて、人口について考えてみました。
結論から言うと、大体130万〜700万弱(幅広ッ!)
根拠は騎士団の規模・寄生人口の限界です。
「死亡者は昨日までに約2万、両軍を合わせると倍の約4万…」(チャプター3冒頭)
重鎮達のセリフから、これが無視できない規模であるのは確か。
また、ベスラ要塞の決戦前、両軍が「十分な戦力を有していた」のも確か(ベスラ攻略後のテロップより)
騎士団が貴族の子弟で構成され、民兵の割合は余り高くない、と思われる。(ブレイブストーリー・ウィーグラフの項より推測)
よって騎士団のほとんどは生活を国民に寄生している、と考えられる。
ここで「死亡者四万」の全体に対する割合をa(%)、騎士団の寄生割合をb(%)とすると、
総人口=400000000/ab
と表せる。
aは大体30程度であろう。
bについて。アジアでは3が最大。より生産性の低いイヴァリースなら、1〜2辺りか。
戦時中であることを考えれば、10に届くかもしれない(10は異常な数字。諸葛亮政権下の蜀ぐらいか)
@)a=30、b=2の時。総人口=666万
A)a=30、b=10の時。総人口=133万

3章はじめ、獅子戦争勃発より三月ほどの南天騎士団の会話によると、『死者は北天2万、南天2万の計4万。負傷者は南天に限っても10万を軽く越える』と、さも被害甚大のように語っています。
以下は近世〜現代の軍隊における話ですが、軍隊の戦闘集団としての健制は定員の七割まで、といわれています。
これに基づき話を進めると12万の兵の損失で健制を失った南天騎士団の定員は40万であると推測できます。
時代が時代ですから、人口に占める軍人(騎士、戦闘員)を少し多めの10%とすると、南畏国の総人口は400万くらい?という数字が出ます。
これは割と多いほうではないでしょうか。北畏国も同じくらいでしょう。
また、王都ルザリアは10万の難民でアップアップしている、とのことですが10万はたいした数です

「グローグの丘」で判明したとおり畏国にはかなり大掛かりな徴発があったと思われます。
いわゆる農奴らをも戦闘員として用いたことは、元々騎士団が士族と平民及びそれ以下の民により構成されていたか、戦時下で緊急に調達したかのどちらかになると思います。
グローグの丘では農奴らしき兵士が帰郷を切望していました。よって騎士団の構成は後者であることは間違いないかと。
その場合、戦時下における兵士の損失の数字は士族・農奴を合わせたものではないでしょうか。
よって、現実社会における戦闘員の割合と平民の割合は、FFTの世界においては前者の数字が大きくなるのではないでしょうか。

でも現実社会でも徴発してたし……その場合騎士(戦闘員)の割合はどう算出するのでしょうか。

参考資料「中世ヨーロッパにおける経済と戦闘力」
http://member.nifty.ne.jp/bintaro/touken/zadankai06.htm 以下一部引用
「〜ではありません。結論として、中世のヨーロッパは東アジアなどと比べて人口密度がひどく低く、せいぜい1/10程度の過疎地域だったのです」
「〜していたわけです。この5パーセントというのは実に大した数字で、中世を通じてヨーロッパでは1パーセントを越える動員がなされたことはありません。
さきのフィリップ「尊厳王」の軍隊は、フランスの人口1500万に対して1500人未満なのに注意してください。
たったの0.1パーセントなのです。フランス全軍の兵士を一万人としても、まだ1/150でしかありません。
たぶん、在郷の城の守備部隊もいれてようやく1パーセントくらいでしょう。

畏国の地形

地形について、少し。
イヴァリースって、異様に地形が多様ですよね?
砂漠が二つ、湿原が二つ?、さらに急峻な山岳…異様です(^^;

推測ですが、畏国はゴルランドのやや東を境とすると、東西で起源が違うと思います。
ゴルランドで大規模な炭鉱があることから、このあたりは古期造山帯、
ゲルミナス山岳周辺は新期造山帯?
でも古期造山帯には活火山はほとんどないはず…ベルベニア活火山…むぅ。

…と思ったら。ゲルミナス山岳のヘルプメッセージは
「大陸の中で最も古い時代に形成された山脈。雨の少ない不毛な土地」
どうやら畏国の地勢は複雑な構造のようです(TT)

活火山があるってことは確かに新期造山帯の可能性が高そうですね。
ゲルミナス山脈は……うーん。こりゃ想像以上に面積が広がる虞が出てきましたね。
ネルベスカ神殿の位置もキーポイントになるのかな。
あと、貿易都市ザーキドスには「ヒムカの絶壁」や「ゴットキャニオン」「デスキャニオン」など、古い時代の名残が散見できる点も忘れちゃなりませんね。

ゼルテニア〜ランベリー北部は急峻であり、まだ若い土地と考えられる。
しかしゲルミナス山岳のヘルプメッセージがこの仮説を一蹴。

そ・れ・で・も!つじつまが合う理論(屁理屈という)を考えました。
フィナス河の源流である、ゼアラ山脈がミソです(位置は不明ですが)
つまり…ザーギドス〜ゼアラ山脈を結ぶラインを境界として、比較的新しい時代に陸地が衝突したのです。
ゼアラ山脈やゴッドキャニオン等はその際造山運動を受け、「若返った」のでしょう。
現実世界ではヒマラヤ山脈と同じでき方です。
これで古い山脈と新しい山脈が近くに位置する理由が説明できた…と思います。

陸同士の衝突で形成だとしたら、ゼアラ山脈の標高の高さも説明できます。
あと、べスラ要塞の面積は逆算して約3230km2。これは妥当な数字なのでしょうか?(手元に資料が無いので……)
なになに……、東京ドーム69個分? マヂデスカ……

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