はじめに

HTML版公開に寄せて

筆者挨拶

はじめまして&こんにちは。秀逸な小説や素敵なイラストばかりが揃えられている中で、1人怪しい考察文を寄稿いたしました。皇=アマテルと言うものです。

「イヴァリースは一体どれくらい広いのだろう?」――2002年07月11日木曜の19時14分14秒に某所で発した私の何気ないこの一言。

発言した私自身、「50年戦争ったらイギリスだろ。ハイ決定」ぐらいな気分だったのに、一夜明けてみると発言のログには「騎士団の構造が云々だから人口はこうで〜」とか、「イヴァリースの地図を方眼紙に書き写して計算したら〜」とか、「イヴァリースったら連合国家だろ。だったらでかい筈だ」とか、とてつもなく高度な話が交わされていてビックリした記憶があります。

もちろん、私も負けず嫌い(笑)なので、「騎士団の人口がそうなら人口密度はこれくらいでこりゃどう考えても変だよ」と言い出すと、さらにそこへ突っ込みや反論が飛んできて、そうこうしているうちに、図書館に行くだとか黒死病や中世西洋戦争史の資料だとか、果ては「火山の位置と炭鉱の位置がおかしいからこれは大陸が衝突したに違いない!」といった驚愕の説が飛び出し始めたのです。

それだけでも十分凄いのに、話はどんどん暴走私の思いもよらない方向へと動き出し、オンリーイベントに乗じて同人誌へ寄稿したり、ふと気がついた時には、こうしてHTML版公開へ向けての作業をしてたりするのです。全く、人生何が起こるかわかったものじゃありません。

本書は、名目上は「皇=アマテル」の著作物ということになっていますが、私一人の力は到底完成出来なかったもの。多くの人の力に支えられたからこそ、本書は完成したと思っています。本書をHTML版に改めて、Web上に「解放」しようと考えたのも、そうした方々へのささやかな感謝に代えたいと思ったからです。しかも、寄稿した原稿では収まりきれなかった(大体半分ぐらい削ったつもり)部分を大幅に書き足しているので、同人誌の方で既に読まれた方にも――復習も兼ねて(笑)――楽しめるものになったと思います。

また、一つの「完成品」としてではなく、まだまだこれからも議論が進み、より確かな真実へと近づくための足がかりになればという思いも持っています。書物として世に出された文章を変えることは出来ませんが、Web上で公開する文章はいつでも「更新」することが出来ます。本書を読んで、何かを感じてくださった方は、是非今日も続く討論へご参加ください。私たちは、オーラン・デュライが遺した「真実の書」を、確かに読み解く探求者なのです。

最後になりましたが、本考察を文章化するきっかけを与えてくださったshumuelさん。私の我侭に誠実に対処してくださり、本書作成へ尽力してくださったはぎーさん、ささきよーこさん。並びに、面積討論へ参加してくださった多くの方々。本当に、ありがとうございました。


それにしても、色んな人の世話になったなあ。あと、同人誌の方、文章物として浮いてるだけでなく、あとがきも立派に浮いているのが悲しい性……(泣笑)

当方の都合から公開日がずるずるとズレて今日の公開に至りましたが、それまで何度も足を運んでくださった方々、ホンッットにごめんなさい

2004年7月某日 灼熱地獄の神戸にて――皇=アマテル

提案者(言い出しっぺさん)挨拶

こんにちは、坂東妻三郎です。
あ、まちがえた、shumuelです。

ついに発表されましたねぇ、「『ディリータが何でも答えよう』の栄光と衰退」。足掛け5年の歳月を経ていよいよ登場です。
発表にいたるまでの経緯はそりゃぁ大変なものでした。某政党に圧力かけられたり近所の奥さん方に白い目で見られたり。いやぁー長かったですねぇ。なにせおハガキの数が34,000通! きんぴかデコ王ディリさんも執務室で「ティータ……ティータ……」ってつぶやきながらデコに汗してお返事書いてましたからねぇ。
ちなみにその模様は今秋テレ東系で放映します。ゴールデンタイム2時間特別枠です。スティーブン・スピルバーグの監督で映画化も決定されました。
……ゴメンなさい、ウソです。

2004年7月某日 白樺湖畔にて――shumuel

HTML化する際の指針

著作権(引用・転載・リンク等による紹介)について

当サイトで公開されている底本、HTML版、PDF版リソースの著作権は皇=アマテルにあります。改訂版並びに資料集の著作権は、多くの人の手によって作られたものなので、編集は皇=アマテル・shumuelが行いますが、オリジナルと呼べる程の創作性は有さないと判断し、著作権は全て発言者・文責者に帰属するものとします。私が著作権を有する範囲の文章については、先の文章と同じく次のような扱いになります。